2009/09/28

姉と甥

先週から、姉と甥が我が家に滞在している。
甥は今年の10月25日で満2歳になる。
身内の色眼鏡なしでも、甥は可愛い。
本当にいつ見ても可愛いのであるが、これまで家族が撮った写真を並べてみて、この2年足らずで顔も体も、日々変化しているのに驚いた。そしてきっと心も同様であろう。
この変化は連続して甥を見つめていると気付かないが、過去の写真のように一定期間の隔たりがあるとよくわかるのである。
ところで、「線」の定義は、位置及び長さをもつが、幅及び厚さをもたない、無限な点の集合であるという。
甥の可愛いという「線」も、幅や厚さのない、点の集合なのだろうか。
写真を見ると、そうかもしれないと思わされる。
今の甥が好きなものは次の通りである。
母である私の姉。祖父母である私の父と母。曾祖母である私の祖母。家で飼っている二匹の金魚。台所の換気扇。車。ご飯。ボール。
これらは現在の甥の好みを示すいくつかの点である。
姉と甥が義兄のところへ帰るまでに、私も甥にとっての一つの点になれたらと思う。