2016/05/22

2016/05/09

菖蒲湯でのぼせた身体椅子預け

我が家の木製椅子

我が家の木製椅子と子供用合板椅子

子供用の合板椅子

GWを利用して、恩師が設計した子供用の合板(ベニヤ)椅子を製作しました。といっても墨出し以外はお世話になっている大工さんの力をお借りしました。ディテールは私自身で調整して、合板という工業的に制御され、方向性や狂いが少ない材料を、3×6サイズ1枚で、金物や接着剤を一切使用せず組立・解体が容易に出来ることをコンセプトにしました(恩師がどのようなコンセプトで設計されたかは把握していません)。また同じ仕組みでアールトのスツールと同寸法の合板スツールもオリジナルで作成してみました。合板という材料を使用した椅子ではイームズのLCWなどがあり、座り心地では当然LCWに軍配が上がりますが、恩師の設計の方がある意味合板という素材の本質を突いているかも知れません。完成した後で思い立ち、我が家にある木製の椅子たちを並べて記念撮影。北欧のデザイナーズチェアから大のお気に入りである宇納さんのエンフィールドセッティや、ラオスの民家でもらった竹製の座椅子、段ボール椅子など、どれもそれぞれの素材、構造、加工技術と真摯に向き合い、人間が座ることを考えた、素晴らしい椅子たちだと思います。学生時代から集め出したこの椅子たちを、いつか息子たちに譲るのを楽しみにしながら、大切に育てていきます。