2010/12/20

高木正勝

目前にある画をしっかり観るでもなく、うっすら目を細めて見ると、画がぼやける。掴めそうで掴めない、在りそうで無さそうな動きや色を見届け、それらを丁寧に写し取る。この単純な作業の連続が映像を作るという行為である。